重度障害者ICTコーディネータ認証事業
はじめに
東北福祉大学の教育プログラムである「重度障害者ICT支援コーディネータ育成」が、文部科学省の平成20年度教育GPとして採択されました。
せんだいアビリティネットワークでは教育GPのサポートとして資格認証の手伝いを行なっております。
重度障害者ICT支援コーディネーター認証
3年間の学習に励み専門的な知識と技術、そして支援現場への経験をつんだ学生たちへ「重度障害者ICT支援コーディネーター」の資格認証をしております。
重度障害者ICTコーディネータとは
情報社会が進展する中で、重度障害のために意思伝達や自己表現が困難な人々に対して、ICT支援を行いうる学生を育てるプログラムを行なっております。
ICT支援の必要性や現状を学ぶとともに、効果的に意思伝達を行うにはどういう取り組みが必要か、どういった機材や心構えが必要かを学び実践し経験を得ることで、重度障害者支援の現場で求められる専門的な知識と技術を生かしたコーディネートを行なえる人材を育成する事を目的としています。
教育GPとは
教育GP=”質の高い大学教育プログラム”
「質の高い大学教育推進プログラム」(平成20年度予算額86億円)は、大学設置基準等の改正等への積極的な対応を前提に、各大学・短期大学・高等専門学校から申請された、教育の質の向上につながる教育取組の中から特に優れたものを選定し、広く社会に情報提供するとともに、重点的な財政支援を行うことにより、我が国全体としての高等教育の質保証、国際競争力の強化に資することを目的とします。
平成20年度の教育GP採択状況
”教育課程の工夫改善を主とする取組”には、196校250件の応募があり41校43件が採択されました(採択率17.2%)。”教育方法の工夫改善を主とする取組”には、376校583件の応募があり84校91件が採択されました(採択率15.6%)。
また、”上記以外の工夫改善を主とする取組”には、93校106件の応募があり14校14件が採択されました(採択率13.2%)。いずれにしても採択されるのは難関と言えますが、本学のプログラムは”教育課程の工夫改善を主とする取組”として、東北・北海道の私立大学として唯一採択されました。
(文科省報道発表参照)
重度障害者コミュニケーション支援事業を通じて
当事業所の受託事業である、仙台市委託「重度障害者コミュニケーション支援センター事業」を通じて支援を行なっている利用者様達にご協力をいただき、学生たちへの地域における実地研修への立会人となっていただいております。